お客様の声

お客様の声:ロート製薬株式会社 様


今回は、2022年春頃から4ヶ月間ほどスコープ1.2.3算定をご一緒させていただいたロート製薬株式会社の藤田様にお話をお伺いさせていただきました。算定にあたって不安を感じていた点や、進めるにあたって難しさを感じた点などをお話しして下さいました。

—— 今回スコープ1.2.3算定を行おうと思ったきっかけを教えていただけますか?

きっかけとしては、色々な会社様ご多分に漏れずだと思うのですが、やはり今回のプライム市場の移行、ガバナンスコードを見て、情報開示性がたかまってきて対応する必要性を感じておりました。そして、やるからにはなんとか今年形にしたいというとこを考えておりました。ただ、今年やるにあたって、自社だけではとてもじゃないけど難しいと思っていたので、良いパートナーを見つけられないかと思っていました。

 

—— 色々なパートナー様がいらっしゃると思うのですが、その中で弊社を知ったきっかけは?

きっかけは算定が必要だとなった中で、私自身も勉強不足でしたので、何か良い勉強出来るセミナーがないかと探している中で、たまたま御社のセミナーを見つけました。「善は急げ」で、とにかく行けるところから行ってみようというところでまずはセミナーに参加させていただいて、説明を聞かせていただいたのが御社を知ったきっかけでした。

 

—— そのなかで弊社に決めていただいた理由はありましたでしょうか?

セミナーを聞かせていただいた中で、渡邊様(弊社代表)のご説明が分かりやすく私の中には入ってきたので、その点についてはそんなに心配ないかな、と。
また、こうしたサポートをしてくださるような会社が他にもあるのは知っていましたが、私自身も汗をかくつもりでしたし、いい意味で一緒に汗をかいてくれる、そういったパートナーさんの方が仕事しやすいかなと思っていました。そういう面でむしろスタートアップで頑張っている会社の方が、良いパートナーシップを組めるんじゃないか、という思いもあり、お願いしてみようと考えました。

『どこまでの範囲を算定に入れるべきなのか、逆に入れなくても許容されるのか、という判断が難しい』

—— スコープ算定は、自社だけでは難しいと思って選んでいただいたと思うのですが、一番算定に対して不安を感じていた点はどこでしたでしょうか?

まずは、大きな部分でルールがしっかりと決まっていない所には不安を感じていました。どこまでの範囲を算定に入れるべきなのか、逆に入れなくても許容されるのか、という判断が我々自身だけだと難しい。そこに関してアドバイスをいただけるというのが、外部のパートナーさんとやる一番大きな意味だと思っていました。逆に言えば、そこさえお手伝いしていただけるのであれば、大きなパートナーさんでなくてもやれるんじゃないか、と思っていましたし、いざ今回取り組ませていただいて、最後まで通じて、間違ってなかったかなと思っています。

 

—— 具体的にどういったところが難しいと感じていて、そこに我々がご支援させていただいたことで良くなったという点はありましたか?

そうですね・・・
一番はやっぱり、スコープ3カテゴリ1(購入した製品の上流に関する排出)のところですね。カテゴリ1の計算でどこまでを算定に入れるのか、入れたとしてどの計算方式を採用するのか、一つ一つ弊社の事情も鑑みていただきながら、どういう形で出していきましょうかというのを一緒になって考えていただいたのが助かりました。杓子定規にこういう風に出さなければいけません、以上、ではなく、そういう現状であればこういう方法が良いんじゃないでしょうか、というのを汗かいていただいて、文献も色々調べていただきながらやっていただいたのに感謝しています。

 

—— 逆にもっとこうして欲しかったみたいなことも教えていただけませんでしょうか?

我々自身も手探りだったので、あまりこちらから大上段にというのは特にないかなと思います。ただ、弊社自身も初めてだったので今回はロート製薬単体の算出ということをさせていただきましたが、もし、いきなり連結で全部となった時に対応しきれたかどうか、という部分が分からなかったので、そのあたりが課題かなと感じました。

 

—— 算定の最後に、算定結果とレポートを納品させていただきましたが、納品物に関してはご満足いただけましたでしょうか?もし改善点があれば教えていただけると嬉しいです。

納品物には十分満足させていただきました。算定結果について、シンプルにまとめていただいたと感じました。

『算定結果は、まずは今後の削減に向けての参考データとして活用したい』

—— これまで、スコープ3の話を伺ってきましたが、スコープ1,2の部分で難しさを感じられたところはありますか?

スコープ1,2に関しては、元々温対法の関係で自社である程度計算していてベースはあったので、そこまで大きく心配することは正直無かったかなと感じました。

 

—— 今後に関して、今回算定したデータをどのように活用していくことを考えていらっしゃいますか?

やはりまずは、今後の削減に向けてターゲットをどこにしていくのか、という参考データになってくるのかな、と考えています。

 

—— ロート製薬様全体で、脱炭素に向けてどういうところに力入れていくのか、どういう行動をとっていくのか、とか、もし決まっていましたらお伺いできますか?

細かくはこれから決めていくという感じですが、削減はできるところから着実にやっていくつもりです。また、今回まずは単体で排出量を把握しましたが、主要なグループ会社を含めた形で実態把握をもっと進めないといけないかな、と思っています。


今回は、算定代行プランでご一緒させていただいたロート製薬株式会社の藤田様に、算定を通して感じた点等をお伺いさせていただきました。算定作業を通じて、弊社も様々な事を学ばせていただき、大変感謝しております。

今後も、より一層のサービスの質向上を行ってまいります。算定にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談いただければ幸いです。藤田様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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