今回は2022年、2023年と継続してスコープ1,2,3算定をご支援させていただいている日本ピラー工業株式会社の経営企画部サステナブル推進グループに所属する羽田様と稲留様のお2人にお話をお伺いしました。日本ピラー工業株式会社は、東証プライムに上場している、流体制御関連の総合シールメーカーです。
数ある算定支援を行う会社がある中で、当社に算定をお任せ頂いた背景や実際に導入によって解決した課題などを深掘りしました。
—— 外部委託をして算定を行うに至った経緯はなんでしょうか?
羽田様:当社ではサステナブル経営の推進を重要な経営戦略として掲げており、ESGやSDGsに関係する取り組みを拡充しておりました。スコープ1,2に関しては開示できていたことから、次の取り組みとして、スコープ3に着手したいと考えておりました。
スコープ3は、自社からの直接排出ではない、上流および下流のサプライチェーンからの排出量が対象となりますが、具体的に何を指し、どの様に算定するのか経験も知識もない状態でしたので専門家の力を借りたいと考えました。
—— BelieveTechnologyに算定を決めたきっかけはなんでしょうか?
羽田様:BelieveTechnologyを知ったきっかけは東京海上ディーアール株式会社様からのご紹介でした。当社が希望していたのは「将来的に自立して算定ができる事」を目指した支援でした。すなわち、算定を全部お願いし、アウトプットとして算定結果を納入頂くだけでなく、ノウハウを学ばせていただき、自社で自立してスコープ3の算定ができるようにすることでした。何社か候補はありましたが、算定支援だけでなく、内製化も支援してくださるという御社にお願いした次第です。
—— BelieveTechnologyの支援を受けたことで良かった点はどんなところですか?
稲留様:私たち事務局だけでなく、調達部門や物流部門など各現場担当者を交えたミーティングを行っていただけたことが良かったです。
算定ノウハウだけであれば事務局でも理解できますが、カテゴリごとに必要なデータを抽出して、当社に合ったシナリオを設定していくには、関係部署との協力が不可欠でした。
扱うデータも多く、さまざまな部署との調整も必要な中で、ミーティングを通じて1つ1つ親身になってご対応いただけたことが非常に助かりました。御社に直接説明いただいたことで、現場の方々にも、スコープ3算定に関する理解をより深めてもらえたと思います。
羽田様:一番良かったのはコミュニケーションを多くとっていただいた事です。冒頭で申し上げたように全く分からない状態からのスタートであり、支援開始後も次々に分からない事がでてきましたが、小まめにミーティングの時間をいただき都度疑問を解決していただきました。柔軟かつこまめに対応いただいた事により確実に算定作業が進んだことに感謝しております。
—— 納品物についてはどうだったでしょうか?
稲留様:エクセルでの納品は良かったです。社内で主に使用するツールであったことから、データを共有する際にもスムーズでしたし、中身に関しても必要な情報が整理されて分かりやすく、数値の入力も簡単でした。他社であれば独自のシステムやツールなど提案されることもありますが、多機能ゆえに扱いにくい面もあり、エクセルでのやり取りは最適だと感じました。
—— 逆に改善した方が良い点などはございましたか?
稲留様:何度もミーティングを行っていただき凄く助かったと思う反面、もう少し少なくても良いかな、という気がしました。
羽田様:対面でもミーティング等ができるとより嬉しいです。東京と大阪という地理的条件やコロナ渦での支援という事情もあり、Webミーティング中心で行っておりましたが、時にはよりお互いのニュアンスを含めて考えが伝わる対面での打ち合わせがあるとより良いと感じました。
—— ありがとうございます。こちらは改善を行っていきます。(代表:渡邊 )
—— 約2年間にわたってご支援させていただきましたが総評をいただけますでしょうか?
羽田様:御社とご一緒させていただいた事でスコープ3を開示することができました。ノウハウがない状態からのスタートでしたが、算定ノウハウを学びつつ開示ができたのは算定の専門であるBelieveTechnologyがチームにいたことで実現できました。
—— 今後Believe Technologyに期待することはなんでしょうか?
羽田様:この2年間で当初の希望であった自社で自立して算定を行う事ができるような状態に引き上げていただきました。今後はCO2削減に向けた本格的な取り組みになります。更なるアップデートしていくための取り組みについて、ご一緒させていただければと思います。
今回は、日本ピラー工業株式会社 サステナブル推進グループの羽田様と稲留様に、算定を通して感じた点等をお伺いさせていただきました。算定作業を通じて、弊社も様々な事を学ばせていただき、大変感謝しております。
今後も、より一層のサービスの質向上を行ってまいります。算定にご興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談いただければ幸いです。羽田様と稲留様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。